笠嶋寛子

モデルハウス建築レポート Vol.2

理想の住まいを目指して。図面ができるまで

こんにちは。アイフルホーム京都南店です。

モデルハウス建築レポート Vol.2

前回は、新しいモデルハウスのコンセプト
**「住宅街でも開放感のある、内と外が緩やかにつながるミッドスタイルの家」**をご紹介しました。

今回は、そのコンセプトをどのように間取りへ落とし込んでいったのか、図面ができるまでの過程をご紹介します。

実は、現在の間取りにたどり着くまでには、何度も打ち合わせを重ね、さまざまなプランを検討してきました。

完成した図面だけではなかなか見えない、家づくりの裏側を少しお見せします。


最初は「思いきり開放的な家」からスタート

最初に考えたのは、大きな窓から光をたっぷり取り込み、外とのつながりを感じられる、とても開放的なプランでした。

窓側にはスケルトン階段を設け、外からの視線をほどよく遮りながら、光や景色を室内へ取り込む計画です。

開放感は抜群。

一方で、実際に建つのは住宅街です。

「実際にここで毎日暮らすとしたら、外からの視線が気になるのでは?」

そんな疑問が出てきました。

そこで、ただ大きく外へ開くのではなく、開放感とプライバシーをどう両立するかをもう一度考えることになりました。


「外に大きく開く」から、「内側で開放感をつくる」へ

次に考えたのは、外からの視線を抑えながら、家の中ではしっかりと広がりを感じられる住まいです。

窓の大きさや位置を見直し、植栽なども利用しながら外からの視線をコントロール。

その一方で、室内では視線が奥へ抜けるように工夫しました。

特に大切にしたのが、玄関を開けた先に見える景色です。

玄関から階段、その先の窓へと視線が伸びることで、家に入った瞬間に奥行きと抜け感を感じられるようにしました。

大きな窓をたくさん設けなくても、視線の先や光の入り方を工夫することで、開放感のある空間をつくることができます。


図面だけではなく、「敷地」を見ながらもう一度考える

さらにプランを進めていく中で考えたのが、光の入り方と隣地との関係です。

家は、建物だけで完結するものではありません。

周囲にどんな建物があるのか。
どちらから光が入るのか。
窓の先に何が見えるのか。

実際の敷地条件を考えながら検討した結果、玄関の位置を反対側へ変更しました。

窓についても、「たくさんあればいい」という考え方ではなく、階段ホールや寝室からどのように見えるのか、隣家からの視線はどうなのかを一つずつ確認。

光を取り込みながら、落ち着いて暮らせる窓の配置を検討しました。


空間を「壁で区切りすぎない」という考え方

2階にも、今回のモデルハウスならではの工夫があります。

ホールと居室の境界をすべて壁で仕切るのではなく、収納家具などを使って緩やかに空間を分ける計画です。

空間としてはつながりを感じながら、それぞれの用途はきちんと分ける。

例えば、キッズスペースとして使ったり、家族で映画を楽しむシアタールームにしたり。

暮らし方や家族構成に合わせて使い方を変えられる、余白のある空間を目指しました。


そして、たどり着いた現在の間取り

何度も図面を描き直し、

開放感
プライバシー
光の入り方
隣地との関係
家の中での視線の抜け
実際の暮らしやすさ

一つひとつを検討して、現在の間取りへとたどり着きました。

1F

2F

最初の図面と比べると、間取りは大きく変わっています。

でも、最初から大切にしていた

「住宅街でも開放感のある、内と外が緩やかにつながる家」

という考え方は変わっていません。

むしろ何度も図面を見直したことで、私たちが考える「開放感」の形が、より明確になっていきました。


図面を描くことは、暮らしを考えること

今回のモデルハウスづくりを通して改めて感じたのは、間取りは単に部屋を配置するだけではないということ。

「ここに窓があったら、どんな景色が見えるだろう?」

「玄関を開けたとき、どんなふうに感じるだろう?」

「ここで家族はどんな時間を過ごすだろう?」

そんなふうに、そこで始まる暮らしを想像しながら、一つひとつ形にしていきます。

今回ご紹介した図面も、そんな試行錯誤の積み重ねから生まれました。

いよいよ、図面の中で考えてきた住まいが実際の建物として形になっていきます。

次回のモデルハウス建築レポートも、ぜひお楽しみに!